低血圧の原因について

低血圧とは収縮期血圧(最大血圧)が100mmHg以下の状態を低血圧といいます。低血圧の状態がつづき、なおかつ、なんらかの症状がともなう場合を低血圧症といいます。心臓や腎臓、脳神経の病気や重い外傷、多量の出血がその原因となり、急激に発症したものはショック状態(血圧が低下し、生命の危険がある状態)や意識障害などが起こります。

低血圧を起こす原因として、全身に循環している血液量(循環血液量)の減少や心臓から送り出す血液量(心拍出量)の低下、末梢血管(細かい血管)の抵抗や血液の粘稠度(ねんちゅうど)(粘りけ)が減少することが考えられています。
一般に低血圧症では、原因となる病気は必ずしも認められず、原因疾患が明らかでない場合は、本態性(ほんたいせい)低血圧症と呼ばれています。

また、脱水症、出血、腎障害によって、血液量が減少します。一部の腎障害は血管に体液を戻す腎機能が損傷し、結果として大量の体液が尿中に排出されます。反対に腎不全では腎臓が血液から体液を取り除くことができなくなり、水分過剰となって血圧を上昇させます。
神経障害(自律神経機能不全)によって、圧受容体と代償機構を調節する器官の間の信号の伝達が障害される場合があります。
細菌感染症にかかると、細菌が産生する毒素によって細動脈が拡張することがあります。さらに、年をとるにつれて血圧の変化に対する代償機能の反応が遅くなります。

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